2009 年 8 月 のアーカイブ

8.15行動(靖国デモ)に対する右翼による襲撃・テロを許さない!

2009 年 8 月 24 日 月曜日

 8.15行動(靖国デモ)に対する右翼による襲撃・テロを許さない!
 ~抗議とカンパの要請~

 2009年8月15日、私たち「アキヒト天皇制20年=『戦争国家で安心安全』を問う8.15行動」は、文京区内で集会を持ったあと、夕方から神保町、九段下にかけてデモ行進をおこなった。
 今年も8月15日には、武道館で、天皇出席のもと「全国戦没者追悼式」がおこなわれ、また、多くの議員や閣僚が靖国神社を参拝した。それらは、戦争の死者の「追悼」をとおして、「国のための死」を賛美し顕彰する行為にほかならず、同時に現在の「戦争」の死を肯定する行為である。私たちは毎年、反天皇制運動の実行委員会を組み、この日、この地域を中心に作り出される「慰霊空間」に、「否」の声を突きつけていく行動として、デモに取り組んできた。
 今年、その私たちのデモは、例年を越える規模での右翼による妨害と、暴力的なテロに直面した。
 九段下に向かう靖国通りでは、右翼の波状的なデモ隊への攻撃が続き、九段下を越えたところでは、在特会など「行動する保守」を自称する連中を中心に、既成右翼や、やじ馬右翼も含めて動員された大量の右翼が「日の丸」を掲げて結集し、差別排外主義的な言辞を吐きながらデモ隊を攻撃し、その一部は背後からデモ隊にしつこくつきまとい、さまざまな暴力行為を続けた。
 かれらは、この一連の行動をもって、「反日左翼のデモを粉砕した」などと豪語している。さらには、私たちがデモを途中で打ち切ったなどというデマ宣伝もしている。だが、私たちは、そういった右翼の攻撃や、右翼を理由にもっぱら私たちへの規制にのみ専念する警察権力の介入をはねのけ、予定通りデモを最後まで貫徹し、彼らに対するシュプレヒコールを上げて解散していったことをあらためて確認しておきたい。
 しかし、この過程で、突入してきた右翼によって、数名の参加者が負傷させられた。とくに、解散して駅に向かって移動していたデモ参加者に対して数名の右翼が襲いかかり、最長で全治三週間という、流血を伴う怪我人が出た。
 自分たちの意に沿わない意志を表明して歩いているというだけの理由で、そのデモを暴力的につぶそうとする行為、これはまぎれもなく右翼による襲撃=テロである。そのことを許してはならない。
 かれらは数日前から私たちのデモの「粉砕」をよびかけ、また、解散時にデモ隊を襲った右翼は、職業的ともいえる暴力を発揮した。完全に計画的に準備されたテロ攻撃であるといわねばならない。そして、彼らは今後も継続してそのような攻撃を続けていくことさえ、公然と宣言しているのである。
 このような右翼の暴力は、侵略神社としての靖国神社を守りたいという、彼らの「危機感」に根ざしている。私たちは、右翼テロと不可分である靖国空間=「慰霊・追悼」の政治性を撃つ行動を、これからも続けていくであろう。そして、多くの人とともに、排外主義・天皇主義右翼によるあらゆる暴力を決して許さないという声を大きくし、彼らを包囲し、孤立させていかねばならない。
 すべての人びとの注目と、引き続いての協力を訴える。

 *以下、当日の右翼の主な暴力行為を箇条書きにして示す。
 ・つきとばしや殴打、背後からの蹴り、目やノドをねらったパンチ。
 ・帽子の強奪、シャツの破損、メガネなどの破壊。
 ・ペットボトルやコーン、植え木の投げつけ。
 ・大きなパペットの破壊、小さなパペットの強奪。
 ・横断幕の損壊(複数)と強奪。
 ・写真やビデオの無断撮影。
 ・事務所前での街宣。事務所のあるビルに入っている店舗の店員を、実行委メンバーと誤認してつかみかかる。

 これら怪我人(病院費用)や物損に対する救援カンパも、あわせて訴える。

 郵便振替口座番号 000110-3-4429
 加入者名 ゴメンだ! 共同行動 
「8.15行動カンパ」と明記してください。

  2009年8月23日

アキヒト天皇制20年=「戦争国家で安心安全」を問う8.15行動実行委員会

Anti20 第3号

2009 年 8 月 10 日 月曜日

機関紙の第3号ができあがりました。ご購読をお願いします。

【3号/目次】

  1. 加藤克子(立川自衛隊監視テント村)「翼賛と自立 オウム真理教事件をめぐって」
  2. 浜邦彦(早稲田大学教員)「クレオールの声」
  3. 丸川哲史(明治大学教員)「『台湾』を見る眼をどう養うか?」
  4. 水島たかし(反天皇制運動連絡会)「典型的『平和・民主主義』天皇制論──保阪正康『明仁天皇と裕仁天皇』」
  5. 野村洋子(「天皇在位二〇年奉祝」やめろ!行動)「『休日化法案』のゆくえ──共同行動でまたまた抗議文を提出しました」
  6. 島袋陽子(琉球センターどぅたっち、命どぅ宝ネットワーク)「ハンテン展に寄せて 」
  7. 野坂征太郎(ウォッチャー)「天皇は、何を祈っテンノー?」
  8. 細谷修平(大学院生)「KYな人々、一堂に会す──沖縄での検閲に抗議する美術展報告」
  9. 小野俊彦(排外主義によく効く表現行動実行委員会、フリーターユニオン福岡)「排外主義を越えて、『私たち』を定義しなおすために」
  10. よびかけ団体から(「山谷」制作上映委員会/「天皇在位二〇年奉祝」やめろ!行動)
  11. コラム「鳥の目・虫の目」(ふんころがし)
  12. 共同行動から(高橋寿臣/反天皇制運動連絡会)

主に首都圏で活動している様々なグループ・個人が集まり、「式典」当日に向けて横断的に、多彩な行動を積み重ねていくことをめざしています。
共同行動のニュースとして『Anti20』を創刊しました。ぜひとも定期購読をお願いします。
私たちは、このニュースを、たんなる集会の宣伝や、共同行動のアピールの手段にとどめず、読み応えのある、それ自体が相対的に自律した反「奉祝」のメディアとしていきたいと思っています。
12月まで毎月月末刊行、A4判16ページ、8号分2000円(送料とも)。一部200円でばら売りもしますが、確実に入手するため、ぜひぜひ、定期購読を申し込んで下さい。0号からお送りします。

第36回靖国国営化阻止8/15東京集会

2009 年 7 月 15 日 水曜日
2009 年 8 月 15 日
2:00 PMto4:00 PM

場所: 在日本韓国YMCAアジア青少年センタースペースワイホール(地下)
JR「水道橋」徒歩6分、「お茶の水」徒歩9分、地下鉄「神保町」徒歩7分

講師: 大口昭彦(弁護士、「ノー!ハプサ」訴訟弁護団)
会場費:700円(高校生以下無料)

主催: 8・15東京集会実行委員会
後援: 日本キリスト教協議会(NCC)靖国神社問題委員会
ノー!ハプサ

8・15 反天皇・反靖国集会とデモ

2009 年 7 月 15 日 水曜日
2009 年 8 月 15 日
1:00 PMto6:00 PM

アキヒト天皇制20年=「戦争国家で安心安全」を問う8・15行動

第1部 集会(開場13:15)
時間: 13:30~16:30
場所: 全水道会館
     JR・地下鉄「水道橋」徒歩2分
講師: 小倉利丸(富山大学)
参加費:500円

第2部 デモ
時間: 16:30~出発

主催:同行動実行委員会(090-3438-0263)

キャンドル行動 国際シンポジウム

2009 年 7 月 15 日 水曜日
2009 年 8 月 7 日
6:30 PMto8:30 PM

シンポジウム「東アジアからヤスクニを見る」

時間: 18:30~20:30
場所: 日本弁護士会館2F クレオ
     (千代田区霞が関1-1-3)地下鉄「霞ヶ関」下車徒歩1分

報告: 「ノーハプサ!勝手に合祀」南相九(韓国・東北アジア歴史財団研究員)
     「沖縄戦 2歳の子どもが英霊?」石原昌家(沖縄国際大教授)
     「台湾原住民がなぜ靖国に」高金素梅(台湾立法院議員)
     「戦死者の追悼―その日独比較」シュテファン・ゼーベル(東京大学)

キャンドル行動 コンサート&証言+デモ

2009 年 7 月 14 日 火曜日
2009 年 8 月 8 日
2:00 PMto8:00 PM

第1部(開場13:30)
時間: 14:00~18:00
場所: 上野公園水上音楽堂
(台東区上野公園池之端3)上野駅から徒歩7分
出演: 飛魚雲豹音楽工団(台湾)
権海孝(クォン・ヘヒョ)、孫炳輝(ソン・ビョンフィ)
慶煕大学「希望(ヒマン)」(韓国)
寿、「月桃の花 歌舞団」、生田卍 他
証言: 韓国・台湾・沖縄・日本の遺族等

第2部 キャンドル・デモ(コンサート終了後)
時間: 19:00~
コース: 上野公園→秋葉原(予定)