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靖国問題 : 小泉首相の靖国神社参拝糾弾!
投稿者: nomad 投稿日時: 2005-10-18 17:06:46 (2443 ヒット)

 10月17日午前、靖国神社秋季例大祭初日のこの日に、首相・小泉は内外の強い反対の声を無視して、5年連続5回目の靖国神社参拝を強行した。私たちは、今年もまた繰り返されたこの首相の靖国参拝にたいして、強い怒りをもって、抗議の意志を表明する。

 靖国神社とは、そもそもどのような施設であるのか。それはかつて、国家神道体制の中核に位置づけられ、天皇のための死者、侵略戦争の死者を「貴い犠牲」=「英霊」として祀り、その死者と戦争を賛美することを通じて、さらに人びとを戦場に狩り出していくための装置として存在した。戦後も靖国神社は、たとえば遊就館の展示内容に端的に示されているように、アジア・太平洋戦争における日本の侵略を正当化し、正義の戦争と主張して恥じない神社である。その意味で、靖国神社へのA級戦犯合祀問題は、靖国の存在そのものが必然的にもたらしたものである。首相である小泉が靖国神社に参拝するということは、いかなる言辞を弄しようとも、こうした靖国の歴史認識を小泉もまた共有することの宣言にほかならない。



 小泉は参拝後、「総理大臣小泉純一郎としてではなく、一人の国民として参拝した。二度と戦争を起こしてはならないという不戦の決意で祈った。今日の日本があるのは、心ならずも戦争に行かれた方々のお陰である。アジア諸国との関係を重視し、未来志向で進めたい」と語ったという。今回の参拝は「私的参拝」であるとして、批判をかわそうとしているのだ。9月29日の東京高裁判決が小泉の参拝は「私的」であると判断し、30日の大阪高裁判決では逆に「首相の職務」と認めて違憲判断するといった流れの中で、これまでの居直りが許されなくなったが故の発言だろう。しかし、首相である小泉個人が「公約を果たすために」靖国を参拝するというパフォーマンスがもつ政治的な意味が、そのことで大きく損なわれることなどないのだ。

 いまなお、侵略戦争を賛美する神社である靖国神社に、首相が参拝し続けなければならないのは、明らかに現在の日本が、戦争国家であり続けているからである。イラクに派兵されている自衛隊に対する、地元サマワ住民の感情は悪化する一方であり、6月には自衛隊の車列が爆弾攻撃を受けた。占領軍の一部としての自衛隊の役割が、公然と見え始めているのだ。にもかかわらず小泉政権は、「イラク特措法」を、さらに延長しようと目論んでいる。
 イラクで生み出されるかもしれない死者は、小泉政権にとっては讃えられるべき〈死者〉となるのであり、その〈死者〉はさらなる戦争のために最大限利用されるのだ。

 首相の靖国神社参拝は、国家のために死んだ人間を讃えることを通して、かつての侵略戦争を美化すると同時に、国のための死をも正当化するものである。それは、国家が新たな戦死者を祀ることを通じて、その戦争を正当化することに、すぐさまスライドする論理となる。新たな戦死者を国が祀るための施設が、靖国神社であれ、護国神社であれ、あるいは新たな無宗教の施設であれ、私たちは国家による死者の「慰霊・追悼」そのものに反対し続けていかなければならない。

 首相の靖国神社参拝糾弾! 国家による死者の「慰霊・追悼」を許すな! 自衛隊はイラクからただちに撤退せよ!

  2005年10月18日 
  反天皇制運動連絡会

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